2012.07.17 (Tue)

超訳百人一首 うた恋い。 第3話「宗貞と吉子 僧正遍昭」

「たった一度の人生、自分の全てを掛けて高みで戦いたい
その先にあるのが辛い事ばかりだとしても――!」

吉子の所へ百夜通いをする宗貞!
恋か夢か――!

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【第3話 あらすじ】
良岑宗貞は小野良実の娘・吉子と子供のころから兄妹のように育った。
男たちの「百夜通い」の話との吉子後宮入りの噂を耳にすると、宗貞は自ら百夜通いに挑むことを決意する。子供の頃からお互いを想いあっていた宗貞と吉子。気持ちが通じあったかのように見えた二人だったが、宗貞は結婚したら宮仕えして自分の能力を試したいという吉子を説得できないまま、膠着状態が続いていた。そしてついに運命の百夜目が訪れる


いきなり 藤原スカイツリー定家とか 何が始まるのかと思ったw
勅撰和歌集とは天皇や上皇の命令で作られた和歌集の事
定家も 新勅撰和歌集と新古今和歌集の選出に参加しているのですね
そして、勅撰和歌集の先駆けともなった古今和歌集の選出に参加していたのが…
紀東京タワー貫之@代永って、こっちも被りもので登場ですか(苦笑)
紀貫之は歌だけではなく、女性の振りをして土佐日記も書いたと言う事で
今でいうネカマだと言われて テヘぺロしてるしw
今回のエピソードは、そんな紀貫之の時代の話!

喜撰法師を訪ねて宇治山までやってきた貫之
和歌集撰進の勅命を受けて 序文に近代の優良歌人として紹介したいと言うことで
それに関しての助言を受けに来たようですね、貫之が選出した6人は
僧正遍昭・小野小町・在原業平・大友黒主・文屋康秀・喜撰法師
業平の兄の行平や小野篁が選ばれなかったのは 偉い身分で気を遣うから!?
身分が低いと言う貫之だけど、そんな風に言ったら喜撰法師だって気を悪くしますよw
他にも、戦で負けた惟喬親王の祟りが怖いから縁者を褒めておけて言うお達しもあったようですけど、色々とお偉い人の思惑がある和歌集な訳ですね(苦笑)

貫之の言葉に選び直せと怒りの喜撰法師
しかし、あくまで歌人として優れているから選んだと言う貫之は
喜撰法師以外は故人だし、序文作成の為にも何とか協力して欲しいと!
仕方なく 喜撰法師は、六選の一人 僧正遍昭、良岑宗貞のことを話す!
と言う事で、今回の宗貞の話の始まり――!

小野良実の妹である吉子と 兄妹の様に育った宗貞
宮中では、その吉子の元へ百日通う 百夜通いが流行ってる(?)ようで…
吉子が欲しければ百日通えと言う事らしいですけど、いまだ成功者はいないようですね
仕事で疲れた身で通いながらも つれなくされては 通い続ける気にはならないと(苦笑)
百日通えとは傲慢だし、本当は人様に見せられないような顔ではないかと言う者も…
だけど、幼馴染である宗貞は 彼女の美しさは誰よりも知っているし、絶世の美女だと!

宮中の男の中では、誰が百日通えるか賭けなんかもされているようですね
そうやって煽って人の挑戦が失敗するのを笑ってるとか、責任取れと言われた宗貞は
何故か流れで 百夜通いをさせられそうになったけれど、その賭けもそろそろお開き
どうやら、吉子の父親は 後宮に送り入内を狙っているのだとか…
その話を聞いた宗貞は、吉子が帝の妃になるかもしれないと知り焦りを感じる事に

久し振りに吉子に会いに行った宗貞だけど、以前と違いやけに他人行儀
お互いに大人だから直接顔を合わせるのは はしたないと御簾越しに話をする吉子
ちまたでは百夜通いの事が噂になっていて、傲慢だと言う声も聞くと言う宗貞は
嫌なら最初から会わなければ良いと言うけど、愚かな考えだと返される
女は結婚すれば待っているだけの身、来ない夫を待って恨めしく思う夜が それこそ百日続くかもしれないし、その覚悟を決める為に相手の心を量ろうとするのは当然の事
女が幸せを求めるのは傲慢な事なのか、幸せになりたいのだと言う吉子

それならまずは自分の気持ちを知らせると、百夜通いに挑戦する事を宣言した宗貞は
今まで兄妹の様に育ったから それが恋だとは気付かなかったけれど
入内すると聞かされ 自分の気持ちに気付いた宗貞は自分の想いを告げる
自分の手の届かない所へ行って欲しくないし、誰にも渡したくない、それが帝だとしても!
愛してると言いながら 御簾をあげようとするけど… それは断固拒否されたw
そのまま甘い雰囲気にならないのが面白いですね
他の男と同じように、宗貞も百夜通いしないと顔は見せてくれないようで~

百日も放って置くような事はしないと言うも、口だけなら何とでも言えると言う吉子に
負けず嫌いだから必ず百夜通うから そのつもりでいろと言う定宗@夕夜さんボイスが良い!
と言う事で、さっそく百夜通いが始まった訳だけど、二日目から雨に降られる事に…
こうやって百日通うのはホント大変そうですね(汗)
雨の中やって来た宗貞を色々と気遣ってくれる吉子も まんざらじゃ無い様でw
他の男の時は 一言も喋らずだんまりだったと聞いて、宗貞も脈ありと感じたようだけど…
百夜通いが終わり結婚したら、宮仕えを許して欲しいと言う吉子!

御所への参内が夢だと語る吉子、歌や美を競い 天上人との駆け引きで自分を高めたい
きっと良い妻になると言う吉子に、それはお勧め出来ないと却下する宗貞
器量佳の吉子を他の男が放っておかないだろうし、それに帝の目にとまったらそれこそ…
歌が好きなら個人的に歌集を編めば良い、その為の協力は惜しまないと言う宗貞は
自分の帰りを可愛いらしく待っていてくれる奥さんになって欲しいのだと!
でも、家で一人自分の世界に浸るのではなく、色んな人と触れ合い技を磨きたい
吉子は もっと自分の世界を広げる為に 表に出て行きたい女性だったようですね…
勿論 御所が歌を謳っていれば良いだけの場所じゃないのは分かっているけれど
そんな吉子の思いを、分かってない 夢を見ているとバッサリと言って切る宗貞

御所の怖い話を聞かせようとする宗貞に怒って下がってしまった吉子(苦笑)
相変らず子供っぽい考えが抜けない子だと思いながら
雨で濡れた体を拭く為に渡された布を手に、昔の事を思い出す宗貞
持統天皇と 彼女が読んだ歌がお気に入りだった吉子
「春すぎて夏來にけらし白妙の 衣ほすてふ天の香具山」
この歌も、百人一首の一つなのですね!

宗貞は桓武天皇の孫でもあるけど、父親が親王でないから天皇にはなれない身分
色々と訳ありの出自のようですね、女は天皇になれない そして宗貞も天皇になれない
いつか吉子にも分かると言って聞かせるけど、それなら女はどうやったら偉くなれるのか?
この時から、吉子は女性の地位に拘っていたのかな
天皇になるのが無理なら、後宮で一花咲かせよと考えているのか?
残り98夜の中で 吉子を説き伏せてみようと考えた宗貞

吉子の宮仕えを諦めさせようとしながら百夜通いを続けるも互いに一歩も引かず…
宗貞の祖母は天皇の情けを頂き父親を生んだが、女官ごときが…と辛い目に遭った
吉子が後宮に入れば更衣、女官と変わらない立場になる
吉子が祖母の二の舞になる事を心配しているのですね
でも、全て承知の上だと 自分の考えを改める気は無い吉子
新嘗祭も近くなる中、互いの気持ちが近づくどころか 日を増して頑なになってる気がw
宗貞を前にして どす黒いオーラを纏っている吉子が怖いよ(汗)

吉子が後宮に入りたいのは 幼い頃 天皇になりたいと言ってたように偉くなりたいから?
結果的にはそうかもしれないけど それだけじゃないと言う吉子
勿論結婚も考えた、それこそ宗貞のような人に愛されて… 浮気されるの前提!?(苦笑)
浮気はされるかもしれないけど それでも誇りは失わず、家を守って子を育て 己を強く保ち 尚輝けたら それはとても立派で素晴らしい事
しかし、それじゃ自分の中の眠った部分が多過ぎるのだと…
今まで学んできた事、培ってきた知識を 十分に試す機会はそこにあるのか――?
自分の色んな部分が枯れてしまうのではないか、それがどうしても我慢ならない
吉子は、たった一度の人生、自分の全てを掛けて高みで戦いたいのだと!
その先にあるのが辛い事ばかりだとしても…!

吉子が男ならその夢を応援したかった、しかし吉子は女で しかも美しい
何があっても吉子が後宮に入るのを納得する事は出来ない
女は可哀想で守ってあげなければならない生物なのかと聞かれ
否定はしないし、今の時代 女性はどうしてもそういう存在なのだと言う宗貞
それは吉子自身も分かってるはず、なのに何故わざわざ辛い道を選ぼうとするのか?
勿論 幸せになりたいけど、誰かに幸せにしてもらおうとは考えてないと言う吉子
自分自身の力で幸せになるのが吉子の夢なのですね
待ってるだけの、守ってもらわなければ生きていけない女にはなりたくない
宗貞がそういう自分を望んでいるのだと分かる度に悲しかったのだと…
どうしてそれが分かってくれないのか、結局喧嘩別れになる事に(汗)

吉子があそこまで強情だったとは思わなかったと言う宗貞は
そこまで負けん気が強ければ宮中でも上手くやって行けるだろうと考えるも
後宮に入れば入ったで色々あるだろうし、中途半端に手放す事になるなら いっそのこと入内された方がマシだと考える宗貞の心中は複雑ですね
ついに百夜通いの最後の日、まさに狙ったかのような大雨に…
今夜で約束の百日、決着がつくとも思えないし 平行線のままで終わるのか?
宗貞の百夜通いにお供した牛飼いも 主人の恋が報われるのならと言ってくれたけど
果たして宗貞と吉子の恋はどうなるのか?

しかし屋敷へ向かう途中、川の増水に橋が耐えられず 渡っていた宗貞の牛車が落車
車は見つかったけど、宗貞は…と連絡を受けた吉子は 雨の中 自ら探しに行こうと!
飛び出したところで、雨の中辿り着いた宗貞とぶつかる事に…って、無事だったようで!
ようやく御簾越しではなく ちゃんと顔を見れたと嬉しそうな定宗は
そのまま吉子を担ぎ上げて部屋へと連行w
約束通り百日通ったと言う定宗に抱き着きながら ごめんなさいと謝る吉子は
自分が百夜通いなど馬鹿な事を言ったばかりに 恐ろしい目に遭わせてしまったと涙目に…

泣いてないで顔を見せて欲しいと言う宗貞だけど、涙目で不細工な顔になってる吉子がw
それでも、泣き顔も美しいとキスをしようとするけど、止められる事に…
百夜通いをすれば妻になる約束、それとも百日では思いは届かないのか?
宗貞の事は大好きだし、共に築いていける未来があるなら見たかったけれど
でも、それ以上に自分の夢が諦めきれないのだと言う吉子
好きな人との恋よりも 自分の夢を取るのですね…

今夜は来なかった事に、すなわち百夜通いは達成されなかった事にして欲しいと言われ
駄目だと吉子の頭にチョップする宗貞がw
そのまま吉子を押し倒した宗貞は 腰ひもを解いて脱がそうとするけど
何も言わず目で訴える吉子に根負けし、結局宗貞が折れてあげたのか…
最後まで止める事が出来ず、吉子を後宮へ送り出す事に
せっかく百日通ったけど 吉子の夢への想いの方が強かったって事ですね

宗貞の百夜通いは九十九日で終わったことになり
新嘗祭で舞いを踊る吉子に、その姿をもう二度と目にする事はないのかもしれないと
吉子への 恋心を詠った歌が切ないなぁ…
「あまつ風 雲のかよひ路 ふきとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ」
風よ 強く吹いて天女の帰る道を閉ざしてくれないか
今しばらく 彼女の姿を見ていたいから――…
もう会えないかもしれない、だから少しでも長く見ていたいと思う宗貞の思いが(涙)

二人の恋は成就しなかった、すれ違い 宗貞の手からスルリと擦り抜ける羽衣が…
君に幸あらん事を…って、それでも吉子の幸せを願うのがホント切ないです
そして、更衣として入内した吉子こそ、後の 小野小町なのですね!

今回は切ない恋となりましたが、綺麗に見せてくれた感じで!
女としての幸せよりも、自分の夢を諦めきれなかった吉子
この時代には珍しい感じの女性だったのかな?
自分の培ってきたものを全てをかけて高みで戦う
たった一度の人生だからこそ 後悔の無い様に…って感じですかね
そんな芯の強い吉子に、遠藤さんの声がぴったりでした!
そして惚れた弱味か 結局最後は折れてあげる優しい宗貞@夕夜さんもカッコ良かったです


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また 業平@諏訪部さんの姿が見れる♪

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2012.07.10 (Tue)

超訳百人一首 うた恋い。 第2話「貞明と綏子 陽成院」

「普段は口に出せないような事も素直に言える 
歌を詠む時 人は柵を離れ 自由で素直になれるのです」

貞明が綏子に送った歌
普段は言えない事も 歌でなら…!

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【第2話 あらすじ】
陽成院と綏子の出会いは過去に遡る。幼くして帝位についた貞明は、わがまま放題。
宮中で出会った綏子の微笑みを絶やさぬ健気な姿にイライラした貞明は、ヘビをけしかけて思いっきり嫌われてしまう。その後退位して陽成院となり、思いがけず綏子と夫婦になるが、すっかり人間不信になっている貞明は変わらぬ綏子の微笑みに安らぎを覚え始めながらも、つい心無い言葉をかけてしまうのだった。


今回も定家の案内でスタート!
瀬綱@下野さんも登場しましたが、定家の親戚なのですね
そして、百人一首は 元々は瀬綱の山荘の襖に飾る為の色紙型だったと…
「私が依頼しました」「そして 私が選びました」って、二人でドヤ顔w
百人一首を出す前に、新勅撰和歌集を出したけど お偉い方にあれこれダメだと言われ
そっちの和歌集の内容に関しては 不評だったようですね(苦笑)
不貞腐れていた定家の為に 瀬綱が内輪向けなら気軽に…と頼んだようですね
好き勝手選べたから定家も嬉しそうでしたし、大好きってw

今回の主役は、陽成院
百人一首には 有名な歌人から 知る人ぞ知る歌人の歌が収められているけど
その中にある、陽成院の歌は 彼が残した たった一つの歌らしいですね
高子の息子であり、わずか9歳で陽成天皇となり 17歳で退位し陽成院となった人物
そして、在位中に仕えていたのが 業平@諏訪部さん
こうして、キャラの繋がりが見えるのは良いですね!

陽成院@森久保さんは 宮内を馬で駆けたりと やりたい放題
小さい頃から問題児だったようで、家臣は大変ですね(苦笑)
そんな貞明のペースを崩してしまうのが 妹宮の遊び相手でもある綏子!
初めて出会った時から へらへらと笑って気に入らなかったと言う貞明だけど
実際は気になって仕方ない感じの貞明の反応が可愛いw

業平に色々聞いてたけど、綏子は愛らしい方だと言う言葉に ムキになって
ブスだとか悪口いってたけど 赤くなっていたりと分かり易いですね~
それからも、何度も顔を合わせる機会があったようですが
ついついキツイ態度を取ったりしちゃうようで、終いには隠れているし(苦笑)
そんな貞明を見ていた業平は 全てお見通しって感じでしたね!

綏子を見てるとイライラすると言う貞明は何とか懲らしめてやりたいと業平に相談
それなら歌の勉強をしようと言う業平だけど 貞明は全く興味無しw
それならと 旅の話をせがむ貞明に話を聞かせるけど…
筑波山の男体山と女体山…って 物凄いイメージ図になってるのですが(苦笑)
もっとちゃんと山の形をしてますよって言う業平@諏訪部さんが面白いなぁ
何だかんだ言いつつ、貞明は業平に懐いてる感じですね!

筑波山では歌垣が行われ 多くの男女が集まり歌い踊り、その日ばかりは
何もかも忘れて自由に愛を求める事を山の神も許すのだとか
二つの峰から流れ出る川は やがて他の川と交じり本流となり海へと注ぐ
まるで筑波山で生まれたほのかな恋が やがて激しい愛に育つがごとく…って
業平の話は 最後は恋だの愛だのになるから 貞明にはまだ早いようですね(苦笑)
いずれわかると言う業平とのやり取りが和む感じでw

蛙の鳴き声が騒がしく眠れない貞明が出歩いていると、夜遅く一人でいる綏子を発見
どうやら妹宮の遊び相手をしてて遅くなってしまい 泊まる事になったようですが
いっちょまえに
御所に仕える女房気取りかとか、冴えない奴が御所に居たら各が下がるとか
貞明は相変らず悪態ばかりと言うか 本当は構って欲しいんですかね(苦笑)
蛙の鳴き声が心地良かったから聞き入っていたと言う綏子に 煩いだけだと言う貞明
それでも、短い一生の中で 一生懸命歌っているのだと…
小さな命が一生懸命頑張っていると思えば、冴えない自分も頑張ろうと思える
貞明とはまるで正反対な性格、だからこそ貞明は余計気になって仕方ないのかな?

感情を持て余す故に、どうしても相手の嫌な事をしてしまう
…好きな女の子を イジメたくなる男の子って感じですねw
蛙の鳴き声が心地良いと言うなら 撃退してやれば良いとか考えが単純過ぎる~
業平に、蛙を丸呑みにしてしまう蛇を放てば良いと聞いて…
庭に大量の蛇を放った貞明、そのおかげで御所内は大騒動に!!
…って、何故か大量の蛇は全てモザイク仕様になってるしw
頑張ってるお前の仲間が食われてると、蛙を捕食してる蛇を綏子に突き付ける貞明!
いくら何でもさすがにこれはやり過ぎですよね(汗)

それを見ていた業平が慌てて止めに入り、嫌われてしまうと忠告するも 時すでに遅し
涙目で貞明を大嫌いだと言い放った綏子、あぁ…嫌われちゃった
嫌われてショックだろうに、蛇を投げつけ 自分も嫌いだと ブスと言う貞明が……
ホント お子様な感じですね 素直じゃないんだから(苦笑)
見かねた業平は 後始末をする蔵人たちも大変だと言うけれど
どうせ 自分の事を面倒くさいとしか思っていないとか 本当は寂しいのかな
帝なんて本当は誰でも良かった、大人たちが好き勝手したいから選んだのなら
自分も好き勝手にしてやるし、子供だと思って馬鹿にしてる奴を思い知らせてやると!

そんな天邪鬼な貞明にこそ歌が必要なのだと言い聞かせる業平
全くやる気のない貞明に、自分もいつまでも傍に仕える事は出来ないと…
勿論 辞めろと言われるまで仕える気だけど、貞明が大人になるまで生きていられるか
だからこそ、貞明に残せるうちに 何かを残したいって
この言い方は反則ですよね、そんな事言われたら 反論出来ないよ…

歌は自分の素直な気持ちを隠す事なく表現出来るし、逃げ道があるから良い
もし恥ずかしいセリフを言って振られたら恥ずかしくて大打撃だけど
歌なら恋歌を読んだだけと良い訳が出来るし、出来が良ければ後世に残りお得ってw
やせ我慢でセコイ、歌なんてくだらないと言う貞明
しかし くだらないからこそ 普段は口に出せない事も素直に言えるし
歌を詠む時は 柵を離れ 自由に正直になれる、天邪鬼な貞明にはぴったりだと言う業平

それから1年もしないうちに、業平はこの世の人ではなくなったって…(涙)
業平の事を気に入っていた貞明は、その死に号泣
そして、高子も涙を流していましたが、愛した人の死は悲しいですよね
屏風の絵が ちはやふる~の歌を思い出させて 余計に切ないです
本当の貞明を見ていてくれたのは、高子の他には業平だけ
回りと上手くいくように 色々と執成してくれていた業平の存在がなくなり
ますます荒れていった貞明は 手が負えなくなり、ついに退位を迫られる事に…

17歳で退位した貞明は陽成院となり、その後 時康親王が帝となり光孝天皇に
さらに、臣籍に下った息子 源定省が 皇太子になり後を継いで宇多天皇に…
定省との衝突を避ける為に、妹が貞明に嫁ぐ事になったけど、その人物こそ雍子だった!
兄の為、国の為に嫌いな男に身を差し出さなければならない哀れな冴えない女
相変らず嫌味ばかりな貞明に、冴えないなりに頑張ると昔と同じ笑顔を見せる雍子

しかし、そんな雍子に 恋人でも作れと浮気を勧める貞明が…
自分のような粗暴な男の相手をして終わる人生を心配してやってるのだとか
手を出さないから欲求不満なら好きにしても気にしないとか言ってるけど
自分に関しては良からぬ噂しか聞いて無いだろうし、扱い難くなれば切り捨てられ
誰も本当の自分を見ようとしてくれないのだと やっぱり寂しいんだろうなぁ
きっと 雍子も同じだろうと 期待してないと言うか諦めてる感じだし…

浮気を勧められるとは思わなかったと言う雍子に、好きで結婚するのではないから好きにすれば良い、回りは皆やっていると言う貞明だけど
回りがそうだからと言って自分が許されるとは思わない
こうして伴侶になった以上 望まぬ結婚だったからと浮気に走るのは現実に背を向ける事
目の前の伴侶から逃げるのではなく、その人を好きになる努力をしたいと言う雍子!
だからこそ 嫌いな貞明と恋がしたいとか 強い人ですね!

人を試すような物言いは不愉快だとか 貞明の心情は雍子にはバレバレだったようでw
中傷を受け猜疑の駆られるのもわかるけど、いじけるのも大概にしろと!
頬をつねって諌めたりと すっかり雍子のペースになってるのが(苦笑)
自分は貞明を裏切らない、それだけは肝に銘じておけと言う雍子の言葉に
貞明のイライラだったり不安も消えた感じですかね?
いつも変わらない雍子の笑顔、変わらないからこそ安心出来るんじゃないかな

帰りの牛車の中で 業平に言われた言葉を思い出した貞明は雍子へ歌を送る事に!
『筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて ふちとなりぬる』
あるかないかの想いでさえ、積もり積もって 今はもう君の事がとても愛おしい
普段とは違い 随分と素直な思いを謡ってる感じでw
何だかんだ言いつつも やはり貞明は雍子の事が好きなのですね!

素直な気持ちが込められた歌を受け取り 嬉しそうな雍子が良いなぁ
その夜、通ってきた貞明にキスをしたりと 積極的な感じですけど
こうでもしないと貞明は素直じゃないですからね
嬉しそうにする雍子を見て赤くなりながら社交辞令だブスとかツンデレ過ぎるw
そんなところも含めて 二人一緒にゆっくり分かり合っていこうと!
お似合いの二人じゃないですか♪

陽成院が帝の位から降ろされた事に関しては 三代実録で詳しく記されていて
それを根拠に 多くの史書が 陽成院に関しては暴君として書いているけど
一方で、気付かぬうちに募った恋人への想いを率直に伝えている歌だったり
暴君の陽成院、歌人の陽成院、どちらが本当の姿なのか――
その真相は 今では知る事が出来ないけれど
こうして 残された歌から その人の人柄が伺えるのは凄いですよね!

現代で言えば、詩はメールと同じような感じ
つまり、何気に送ったメールが 後世に残されて解釈されるって事か…
まぁ、その当時は 残される事も考えて 作られた歌もあったんでしょうけど(苦笑)

今回も業平@諏訪部さんの出番があって良かったです♪
プレイボーイも良いけど、家臣であり教育係&お目付け役な業平もカッコ良いw
…とはいえ、お亡くなりになってしまいましたが
今後は出番無いのかな? 気になる所です
もっと業平に関して色々知りたいなと!


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2012.07.03 (Tue)

超訳百人一首 うた恋い。 第1話「高子と業平 在原業平朝臣/行平と弘子 中納言行平」

「僕が好きなのは 恋の歌」
藤原定家が百人一首に選んだ 43首の恋の歌
今回は、業平と行平の歌のエピソード!

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今期は個人的にあまり惹かれるアニメ作品が少ない…(汗)
そんな中、豪華キャスト目当てに 取りあえず視聴
原作は未読、百人一首も馴染みが無いので ついていけるか心配でしたが
初回から 業平@諏訪部さんの当番回だったので個人的には嬉しかったです!

それにしても、番宣からして気になっていましたが キャラの線が太いのが気になるw
背景から浮いて見えるけど こういう仕様なんですね
見ているうちに慣れるかな?(苦笑)

百人一首は「ちはやふる」でちょっと触れていましたが
個人的には 和歌だの何だのはサッパリなので 作品を通して勉強になりそうですね
毎回 藤原家定@梶さんのナビで物語が展開していくのかな?
元々は とある山荘の襖を飾る色紙型のためのものだったりとマメ知識的な事だったり
自らが選定した百人一首に関する事を色々教えてくれる流れのようですが
好き勝手に選んだから 定家の趣味がもろに出て、恋の歌が43首もあるようで!
その恋43首の恋の歌を、分かり易く超訳してくれるって事ですね
超訳と言う事で、実際の新訳とは違い脚色された部分もあるのかなw


まずは当代きってのプレイボーイ在原業平@諏訪部さんから!
五節舞で藤原高子に一目惚れした業平!
運命的な出会い、すぐに互いに惹かれあうのかと思いきや
五節舞毎以来毎回送られてくる業平からの文に 正直迷惑そうな高子の様子が(苦笑)
『吹く風に わが身をなさば 玉すだれ ひま求めつつ 入るべきものを』
わたしが風ならば すだれの隙間から入って行けるのに…と言う業平の歌に
『とりとめぬ 風にはありとも 玉すだれ たがゆるさばか ひま求むべき』
風だったら何だと言うのか、そんなの許すはずもないと言う つれない返事を!
実際はどうなのか知らないですけど、高子はかなりキツイ性格なのかw

噂になるくらい良い男なんだろうけど、所詮は遊び歩いてる顔だけ男
業平の事を顔だけ良い男だと称して あまり興味は無さそうですね
そもそも、高子は帝が元服したあかつきには 中宮、妃になる身分であり
たとえ一夜限りの相手だとしても自分には相応しくないとバッサリ(苦笑)

そんなつれない高子の所へ夜這いにやって来た業平!
…って、このあたりから高子のキャラが色々と凄い事になってましたね
月が綺麗だと、いきなり声を掛けられ ビックリして叫んだけど吹き出し付きw
つれない高子にちょっと仕返ししてやろうと悪乗りしたようですが…
高子へ甘い言葉を吐く業平@諏訪部さんボイスがたまらん…!
こういうセリフを言う時の諏訪部さんの色気がホント半端ない~

甘い言葉で迫る業平に念仏を唱える高子がw
怯える高子に心配しなくても何もしないと言う業平
唐紅の着物を着ている美しい高子だけど、その見た目と中身の違いに気付き
見た目は良いけど中身が…と こちらもズバリと言ってきましたね(苦笑)
外見と中身の伴わない高子の事だから、中身も貧相な身体なのだろうと
“顔だけ娘さん”と言ってそのまま去ろうとしたけど…
そんな事を言われて引き下がる高子ではなく、顔だけ男のくせにと飛び掛かるけど
それなら口だけ娘だと言われ、本当に貧相な体かどうか その目で確かめれば良いとか
売り言葉に買い言葉…な感じで、まんまと業平のペースに嵌められてるしw

その晩は 何もせずに帰った業平だけど、高子とは良い仲になったようで…
強がりな高子の事を 業平はますます気に入ったようですね
本気だと言われて 思わず赤くなってる高子が可愛いなぁ
…って、ここでもすっかり業平のペースになっているのが気に入らないようでw
しかし、高子はいずれ帝の妃になる身分、業平と一緒になる事は出来ないし
業平がそれを止める事も出来ない それが二人の運命
入内は誇りだと思っていたけど、業平への思いも捨てられない高子
そんな高子に業平は駆け落ちしようと 二人で逃げる事に!

高子を背負って走る業平だけど、着物の総重量10キロって(汗)
この時代の女性って 10キロの着物をきたりと大変そうですね…
重いと言われて怒る高子だけど、唐紅が映えると業平に言われたから脱がなかったのかw
勿論、このまま逃げられるはずもなく二人に追手が迫り、高子を帰す業平
これが二人の恋の終わりになったのですね、涙を流して別れる高子の姿が切ない感じで…

その後、帝の母として 帝に仕える中将として再会する事になった二人
あの日以来の再会と言う事だけど、業平は中将に上り詰めて
高子に会いに来たと思っても良いのかな?
その再会で、何か歌を読めと言う高子に 業平が読んだ歌が
『ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは』
「ちはやふる」で 千早の得意札、この歌だったのですね!
作中で奏が 情熱の恋の歌だと言っていた意味が良く分かる感じですw
表向きは屏風に描かれた川面の紅葉を読んだものだけど
裏読みをすれば 業平が高子に送った情熱の歌
唐紅が意味する 本当の事は高子と業平だけの二人の思い出って訳ですね


後半は、そんな業平の異母兄 行平のお話!
二人の出会いは最悪、業平の無邪気な嫌味が炸裂してるし(苦笑)
母親の身分が低く 自室を持たず家族一緒の部屋で暮らしている行平に
自分の家に生まれれば良かったのに…って、業平の母親はそれなりに高貴な家柄なのか
そんな最悪の出会いをした二人だけど、何だかんだ行平は業平の面倒を見てたのかな

自らの昇進祝いの中 臥せっている業平を見まいに行くと言う行平
まぁ、それは建前で本音はお説教しに行くようですねw
あんな薄情な男に娘をやらなければ良かったと 色々と言われたようで~
…と言うか、既に業平は妻帯者なのか、でもあまり夫婦仲は良くない??
そんな業平とは正反対の行平は 奥さんを大事にしてる感じですね!

病気で臥せってると言うわりには元気そうな業平だけど、心の病って(苦笑)
官位に恵まれない我が身が嘆かわしいと言いつつ、あまり昇進には興味が無い様子
そんな事よりも大事な用事…って、それはやはり恋って事ですかね
単身で稲葉へ赴任する行平に 奥さんは自分が慰めると言う業平がw
船は港があるから帰って来れる、さながら業平は難破船だと言う行平だけど…
幸せは人それぞれ、行平にとっての幸せが業平にとっての幸せだとは言えないし逆も然り
考えを押し付けないで欲しいと ちょっと抑え気味な業平@諏訪部さんの声が良いなぁ

誠実故に、政に翻弄され 苦しみぬいて亡くなった業平と行平の父親
そんな父親の姿に、誠実に生きても報われるとは限らないと 自由に生きる事を選んだ業平
誠実を貫きながらも 回りに翻弄される事なく強く生きる事を選んだ行平は
父親と同じ道を選びながらも 翻弄されずに…と言うのが、弔いだと考えてるのですね
兄弟でもそれぞれ考えが違うのが面白い感じで

単身で稲葉に赴任する行平に何の文句も言わない妻の弘子
その聞き分けの良さに、逆に無理をさせてるんじゃないかと
ホント行平は奥さん思いな感じだなぁ
何かあったらすぐに駆けつけると言う行平に、自分の首を絞める約束はするな
仕事を第一に考え 自分の事は気にするなと言う弘子だけど
自分にとって大事なものは分かってるつもり、侮ってくれるなと言う行平がカッコ良い
稲葉から京なんて近いと言う行平へ ずっとここに居てと試すような事を言う弘子に
お役目から解放されると 二度寝するかと色っぽく誘うあたり
業平と行平って兄弟なんだなって感じると言うかw

行平も本当は不安なんだろうけど、待っていてくれると思えるから行ける
この二人の夫婦愛が良いですね、本当に信じ合ってる感じがします
『立ち別れ いなばの山の みねにおふる まつとし聞かば 今帰り来む』
私は行くけど 君が呼べば必ず帰って来ると、奥さんへの思いを読んだ歌

自分にとって大切なもの、そう思える人が業平にも現れれば良い、そう考える行平
業平が高子と出会うのは、この5年後の事なのですね
こういう 繋がりが見えるのも面白い感じです!


と言う事で、第1話終了
百人一首と言うと どうしても取っつき難いイメージがあるけれど
これなら 分かり易いので興味が持てそうですw
ちゃんとした百人一首を知ってる人には色々とツッコミ所あるんでしょうけど(苦笑)
小難しい言葉も少ないので 頭に入り易いなと!
これを機に 色々と百人一首について学べそうです
キャストも豪華だし これは色々と楽しめそうだなぁ

今後の感想はどうしようか迷い中
百人一首の内容を忘れない為にも 感想を書くべきか(苦笑)
取りあえず、続けられる限りは頑張ろうかな

しかし、OPとEDが内容と合わないと感じたのは私だけでしょうか…
もっと作品の世界観に合わせた感じの曲にすれば良いのになと
せめてEDは 和風テイストな曲を遣えば 余韻があって良さそうだけど…


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