WONDER TIME

「行きたい、あの人達の所へ!」
帰りたい場所――
夏目と塔子さん・滋さんとの出会い

　　
【第１２話 あらすじ】
夏目の元に現れた面をつけた妖怪、名前を取り返しに来たのではなく、その目的は夏目自身にあるようであった。出会った途端、その妖怪にあてられ倒れてしまった夏目。かつてその妖怪とは会ったことがあるという。
それは、塔子と出会い藤原家に引き取られる少し前のことだった…。

西村君と北本君と一緒に屋上でお昼をしてる夏目だけど
塔子さんが作ってくれた夏目のお弁当、愛情たっぷりで美味しそうですね!
パンを食べていた西村君は 思わず夏目の卵焼きを横取りｗ
こういう何気ないやり取りも夏目にとっては色々と新鮮だったりするんだろうなぁ

夏目は色々と苦労してそうだと、今まで何回転校したのかとか
聞き難い話題をｻﾗﾘと話してくる西村君、自分なら曲がってるとか(苦笑)
そんな話題にも 今の夏目は笑って答える事が出来るようになったんだなぁ…
今まで何回も転校している夏目、だけど卑屈になって曲がってしまったら
屋根の下に入れてもらえないとか… やっぱり夏目の過去は重すぎる…
でも今なら色々と分かる、ご飯も遠慮せずに美味しいと一杯食べれば良かったと
それは塔子さん達と一緒に暮らし始めてから感じた事なんでしょうね!

今日もお弁当を綺麗に食べた夏目、しかし残っていた付け合わせのパセリを見て
夏目に食べさせる塔子さん、厳しいけどこれも夏目への愛情ですよね
それが分かるから 無理やり口に突っ込む夏目が(苦笑)
その後には、塔子さんが作ったプリンとか 本当優しいなぁｗ
ニャンコ先生は留守…また飲みに行ってるのか(苦笑)
一人でプリンを食べていた夏目だけど、窓の外に現れた妖に思わずプリンを放り投げるー!

窓の外にいた仮面をつけた不気味な妖、名を返してもらいに来た訳ではなく
どうやら夏目自身を探していたようですね、何かヤバそうな雰囲気を察した夏目
開きそうになる窓を必死に押さえるけど、入り込もうとする妖!
そこへ丁度タイミング良くニャンコ先生が戻って来て、妖は逃げ出したけど
どうやら妖にあてられ倒れてしまった夏目は、熱を出して寝込む事に…
そんな夏目の看病をしながら心配そうな塔子さんの姿が良いですね
スーパーと薬局へ買い物に行く塔子さんは、夏目の事をニャンコ先生に頼んでたけど
尻尾を振りながら それを聞いてるニャンコ先生の姿が可愛いｗ

塔子さんが出かけた後、夏目の為にタオルを冷やしなおして乱暴に乗っけるニャンコ先生ｗ
世話が焼けると愚痴りながらも、やっぱり夏目の事を心配なんでしょうね
器用にタオル絞って、布団を直してるニャンコ先生の動作が可愛いなぁ♪
魘されながら夢を見ている夏目、自分以外誰も居ない家、塔子さんも滋さんも居ない
この家には誰も居ない、喰ってやったと言うのは先ほど襲ってきた妖!
思わず叫びながら目を覚ました夏目、その勢いで転がるニャンコ先生がｗ
再び倒れ込む夏目に布団を掛け直してあげるニャンコ先生優しいですね!

先ほどの妖怪に覚えがあると言う夏目、それはニャンコ先生と出会う以前の事…
睡魔に襲われる中、眠ったらまた夢を見るから眠りたくないと言う夏目
しかし、そのまま眠ってしまった夏目は、その妖怪と出会った頃の夢を見る事に――
いつものように妖怪に追いかけ回されている夏目、このままで家に帰れないと
困っている所に、追いかけている妖怪は上が見えにくいと教えてくれる妖の声
そのヒントを聞いた夏目は木の上に逃げて 何とかやり過ごす事が出来ましたね
助けてくれたのは一つ目の妖怪、夏目を助けた訳ではなく追いかけてる妖怪が食いっぱぐれるのを見たかったとは言え
助けてくれた事には変わりはないからお礼を言って帰っていった夏目

当時お世話になっていた家に帰った夏目、家の人は出かけていなかったけど
窓から黒い小さな妖怪が入り込んで来た…って、この妖怪可愛いｗ
追い出そうと追いかけ回していた夏目だけど、そこへタイミング悪く帰って来た家の人達
妖怪を追いかけ回していた為、部屋の中はすっかり散らかってしまった状況…
何も知らない人にしてみれば、夏目が何をしてるのか…って思っちゃいますよね(汗)
妖怪がいたなんて言えるはずも無く、ただ謝る事しか出来ない夏目

誰も夏目の事を分かってくれない、家の人も恐がり、学校でも気味悪がれ…
親がいないから情緒不安定だとか言われる夏目の過去が辛過ぎる…
思わず家を飛び出した夏目に声を掛けてきたのは塔子さん――!
父方の遠縁にあたると言う塔子さん、夏目の事を聞き姿だけでもと様子を見に来たのだとか
姿を見たら声を掛けずに居られなかったと言う塔子さん、今と変わらない感じですね!
嬉しそうな表情をして 優しい声で話しかけ、見送ってくる塔子さんに戸惑う夏目
優しく接してくれた塔子さん、でも本当に人間なのか、自分にしか見えないんじゃないか
思わずそんな風に疑ってしまう夏目が何か切ないなぁ…

帰り道、助けてくれた一つ目の妖怪に再び会った夏目
思わず声を掛ける夏目に、寂しい奴を見るのは好きだと言う一つ目の妖怪
この時既に目を着けられていた感じなんでしょうね(汗)
何の警戒もなく 妖怪に名を明かしてしまった夏目…
妖怪が見えなくなる方法を訊ねたけど、知ってても教えてくれるとは思えない(苦笑)
夏目を見送る一つ目の妖怪が既に恐いし…!

再び夏目の所へやって来た塔子さん、どうしても自分達の気持ちを伝えたかったのだと…
もし夏目さえよかったら、自分達の家に来て欲しい―――
ここより田舎だけど、滋さんと二人で広い家に住んでいるのだと言う塔子さん
子供がいないから、夏目が来てくれたら家も賑やかになると…
勿論決めるのは夏目自身だけど、来て欲しいから良く考えて欲しいと言われた夏目
今度は滋さんと一緒に改めて挨拶に来ると言う塔子さん

今まで仕方なく引き取る人はいても、来て欲しいと言われた事は無かった
行って良いのだろうか、塔子さんの言葉に思わず心が揺れる夏目――…
しかしそれは自分の事を知らないから、失望したり怖がる顔を見たくは無い…
迷う夏目の前に現れた一つ目の妖怪、夏目を迎えに来たのだと!
悲しみの心は甘美、それを持つ夏目の傍に置き飼うと言いだした妖怪!
おいでと伸ばされた妖怪の手を振り払い逃げ出した夏目だけど…
名前を知られ、このままだと住んでる場所を知られるのも時間の問題
このままでは何処へも行けない――…

こそこそ隠れるようにしたりと、傍から見たら怪しい感じの夏目が(苦笑)
何とかしようと妖怪の振りをして 人間が妖怪を祓う方法を聞き出そうとする夏目
昔坊主が仕損じた妖封じがあると聞いたけど、人間とバレて襲われる事に!
そんな夏目を助けて、人間の中に夏目のいる場所は無いと言う一つ目の妖怪
夏目を見てるのは楽しいと言う事で、もう逃げ場が無い状況に(汗)

さらに心を覗き、夏目の痛い所を突いてくる妖怪!
どうして夏目は愛されないのかと言う妖怪に、皆最初は良い人だったのだと…
誰も訳が分からないものを家族に入れたいと思うはずが無いと言う夏目
全ては自分が悪いのだと言う夏目の姿が何とも言えない感じですね
誰も待っていない場所へ帰るのか、余計に自分と一緒に来いと言う妖怪だけど
人が一人いなくなる事は大事だと言う夏目に、そいつらを喰ってやるとか怖いよ…
迷惑を掛ける事をしたくないと言う夏目に、今日は逃がしてやるから上手く別れて来いと!

自分はどうしたらいいのか悩んでる夏目にお世話になってる家の息子が声を掛けてきたけど
チョイ役なのに 櫻井さんボイスなのが勿体無いｗｗ
頭に乗ってる葉っぱを払ってくれたり、親の事を謝ったりと良さそうな人ですね
一緒に帰ろうと言ってくれたり 夏目の事を気にかけてくれてる感じが…
迷惑を掛けないように、どうやって出ていけばいいのか――

家に戻ると お客さんが来ていたようで、本当に塔子さん達が来てくれたようですね!
しかし、遠縁がしゃしゃり出て来て養育費をせがむのではないかとか嫌な話が…
それでも これで肩の荷が降りるとか、厄介払いが出来ると言う感じだし
何度もこんな風にたらい回しにされていたと思うとホント辛いですね…
自分を引き取りたいと言ってくれる塔子さんの所へ行きたいと思った夏目!

消えるのではなく自らの意思で行く、今の家の人達にちゃんとお礼を言って塔子さん達の所へ行く事を決めた夏目は
一つ目の妖怪から逃れる為に、以前聞いた妖封じのある狐岩への行き方と使い方を聞き
追いかけてきた一つ目の妖怪を落とし穴へと誘い込み、そのまま封印を――!
何とか封じる事が出来たものの、その反動で吹き飛ばされ崖から落下する事になった夏目
１週間の入院と言う事で、結局最後は迷惑を掛ける事になり戻れない事を察する事に…
一人で山に行ったりして嫌がらせかとか 酷い言い様ですね

一眠りした夏目の傍に居てくれたのは、塔子さんと滋さん!
二人のやり取りを見て思わず笑みを浮かべる夏目がの姿が良いですね
気に入らなければ直ぐに旅立って良い、でも今は落ち着いて考える場所が必要
そう言って自分達の家に来るように言う滋さんの言葉に
「行きたいです、藤原さんのところへ行きたいです
お願いします」
涙を流してお願いする夏目の姿が…!(涙)
塔子さんと滋さんの所へ行きたいと言う夏目に思わず涙が……
夏目が初めて自分から行きたいと思えた場所だったんでしょうね
そんな思い出に涙を流してる夏目がまた…

諦めずに夏目を追いかけてきた一つ目の妖怪に、夏目は自分のものだと言うニャンコ先生
今の夏目は一つ目妖怪にとっては面白くない存在
それならまた悲しみを与えるだけだと襲い掛かる一つ目の妖怪を祓った斑!
どうやら何かの拍子に封印が解かれてしまったようですね
目が覚めた夏目は 一つ目の妖怪を祓ってくれた事にお礼を言うけど
塔子さんに怒られるからまだ寝ていろと言う斑がカッコ良いｗ
斑の姿を見るのは、的場との一件以来ですね!

翌朝、夏目の体調もすっかり良くなり安心した様子の塔子さん
今日も愛情たっぷりのお弁当が美味しそう～♪
いつものように学校へいく夏目を笑顔で送り出してくれる塔子さんと滋さん!
行ってきますと元気良く出て行く夏目の姿が良いですね!

誰も夏目の事を待っていない――
昔はそうだったかもしれないけど、今は違う
「帰りたい場所が出来たんだ――」
夏目の事を待っていてくれる人がいる
この場所が夏目の帰りたい場所、そして帰る場所なのですよね!


今回も切なくて温かいお話でした!
夏目さんと塔子さんと滋さんとの出会いも見れて良かったです
しかし、相変わらず夏目の過去が重すぎる…
ホント色々と辛い思いをしてきたのですね
そんな中で見つけた帰りたいと思える場所――
だからこそ 夏目は塔子さんと滋さんを守る為に無茶な事もしたりするのですよね
それだけ 夏目にとっては大切だし失いたくないもの

あの時、もし塔子さん達が来なかったら、夏目はどうなっていたのか
あのまま消えて 一つ目の妖怪の所へ行っていたのでしょうか……
塔子さん達に会えた事は 夏目にとって とても幸せな事だったんだなと!


ＮＥＸＴ⇒『夏目遊戯帳』
夏目友人帳 三期もついに次回で最終回―!
あっと言う間の１クールでしたね
最後は妖皆と大騒ぎ!?
楽しみにしたいと思いますｗ

　　　　

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