2012.09.11 (Tue)
超訳百人一首 うた恋い。 第11話「香子と藤子 紫式部」
「やっと見つけた
私が源氏の物語で書くべき事 書きたい事」
物語の続きが書けずに スランプに陥っていた紫式部
幼い頃に藤子と交わした約束

【第11話 あらすじ】
源氏物語を執筆中の紫式部はスランプに悩み、物語を書くきっかけになった幼馴染の藤子のことを思い出していた。美しく勝気な藤子は、それぞれの才能を活かして女という不自由な立場から抜け出そうと明るく夢を語っていた。結婚して離れ離れになってからも、紫式部の藤子への気持ちは変わらなかった。ある日、同僚から藤子が京へ戻ってきているという話を聞いた紫式部は、急いで彼女の元へ向かうが...。
今回の冒頭は定家…ではなく公任でしたねw
最近気になっている女性、源氏物語の作者・藤式部
根暗…もといアンニュイな才女が好みなのだとか~
とはいっても恋愛というよりも からかうと面白いって意味のようですけど(苦笑)
源氏物語の紫の上にちなんで 紫ちゃんと呼んでみたら
光源氏でもないくせに そんな呼び方するなと怒られる事に…
何故だと物凄い落ち込み様の公任に、セクハラが許されると許されない人がいる
自分が同じ事を言っていたら彼女は喜んでいたと言う斉信
納得のいかない公任に、実践してみようと 藤式部に紫ちゃんと声をかけてみると
公任の時とは明らかに反応が違って、思わず赤くなってる藤式部w
その様子に衝撃を受ける公任を、ちょっと呆れ気味で見ている行成が(苦笑)
すっかり落ち込み無精髭を生やして 仕事も手につかない公任を立ち直せるために
自分のシナリオ通りに動けと 藤式部を脅した――!
御簾を引き裂いて鬼のような形相で脅す行成が怖過ぎるw
行成に脅されながら公任の所へ向かった藤式部は涙目状態(苦笑)
それでも、何とかお見舞いとお礼に来たと言い
このたび、ペンネームを藤式部から紫式部に変える事にしたのだと!
それというのも 公任が紫と呼んだ事が内裏で定着し 源氏物語も評判が良く
名付け親になってくれた公任にお礼を…って
背後で目を光らせてる行成が怖いよ!
この流れだと 紫式部に改名したのが行成の圧力によるものに見える(苦笑)
お礼の言葉を言われ すっかり機嫌が直った公任も単純な感じで
創作の助けになれたのなら何よりだと 気分も上がり仕事がはかどる!
…って、全ては行成が仕事をさせる為に仕組んだ訳ですけどね
計画通りな感じで ベッと舌を出す行成、かなり策士と言うか腹黒いw
ここでようやく定家の登場、今回は宇宙遊泳ですか
源氏物語は世界最古の長編小説と言われ、書かれたのは おおよそ1000年前
今では20以上の言語に翻訳されて 世界各国で読まれている
これを書いた紫式部は、清少納言より少し後に宮中に仕えていたと言う事で
二人に直接的な接点は無いのですね
何気なく書いた物語が評価され、中宮彰子様の教育係として宮仕えする事になった紫式部
しかし、ぶっちゃけ続きを書きたくないと 思いっきりスランプに陥ってるようで…
なかなか筆が乗らず 源氏物語の続きが書けずにいる所へ
彰子様からは ゆっくりでも良いものを作って欲しい、御上も楽しみにしていると
スランプの上に、さらにプレッシャーをかけられ 押しつぶされそうに…
期待も大きくプレッシャーをかけられる程 余計に書けなくなっちゃいますよね(汗)
絶望の蟻地獄的スパイラルに嵌り 思わず叫ぶ紫式部がw
周りの期待に応えるには、どんな物語にすれば良いのか?
煌びやかな宮中の暮らしを描くか それとも夢のように美しい恋物語か――…
何を書けば良いのか悩む紫式部、そもそも源氏物語は長編にするつもりはなかった
周りの評価が良いから 続きを書かざるにはいられなくなった感じですかね
ただ 道ならぬ恋や忍ぶ恋を描きたかっただけ
源氏物語のように 自分も手の届かぬ人を思い続けている
そんな紫式部の思いが この作品には込められているのですね
紫式部が思いを寄せていたのは藤子、幼い頃から一緒だった二人
小鳥のように身軽で誰よりも強かった藤子に対し、暇さえあえれば勉強していた紫式部
漢詩を読んだりと 学問の才能があると褒められていたけれど
この時代、やはり女性の扱いはまだまだ低かったのですね…
男の子たちからは 女の分際で漢詩を読むなんて恥ずかしい奴だといじめられ
父親も文学の才能は女にとっては邪魔もの、どうして男のじゃなかったのかとか
女性が活躍するには やはり厳しい現状
そんな紫式部を慰めてくれたのが藤子
意地悪言った奴をブッ飛ばしてやるとか男勝りですね
男より頭が良い紫式部は藤子の自慢、そういってくれるのが救いになってたのかな
白楽天に書かれているお話を読む紫式部に、自分でお話を書いてはどうかと勧める藤子
たくさん本を読んでいるなら書けるし 読んでみたいと言われて
藤子の為に初めてお話を書いた紫式部
とても面白いと褒めてもらい、約束を交わした二人
藤子は腕っぷしで、紫式部は勉強で男に勝つ!!
女に自由は無いと言ってる奴を鼻で笑ってやるのだと!
そんな藤子をキラキラした目で見つめる紫式部がw
藤子だけが自分を認めてくれる、褒めてくれる
自分には藤子だけいれば良い 藤子さえ傍にいてくれたら他に何もいらない
親友と言うか それ以上の感情もあったのかな
二人で一緒にいる時間が 紫式部にとっては何より楽しかったんだろうなぁ
やがて 良い物件だったからと 結婚する事になった藤子
親に逆らえないからではなく、方向転換したと言う事だけど
才能のある紫式部とは違い 腕っぷしでは男に通用しなくなったから
今度は美貌を活かして 逆に男を手玉にとってやるのだと!
そんな藤子が弱音を吐かない事を知っている紫式部は
孝行者だから親の顔を立てる為に結婚を決めた事も分かっている
藤子は勿論大人しく家に閉籠る気は無いし、宮仕えにも理解がありそうだと
結婚も踏み台にするくらいの考えのようですねw
辛い事も前向きに考えて乗り越えようとする藤子、そんな自分には無い強さが好き
自慢の親友である藤子の事が 紫式部はホントに好きなんだなぁ…
しかし、結婚したら京を離れる事になる それが心残りだと言う藤子も
本当はずっと紫式部の傍にいたいし 男だったら絶対に嫁ぐのにって両想いですかw
どうして男じゃないのか、どうして藤子を一番幸せに出来るのは自分じゃないのか
自分こそが藤子を一番必要としていて 世界で一番愛しているのに――…
結婚して京を離れた藤子、紫式部も結婚するけど夫に先立たれ 今は彰子様の下に宮仕え
あれ以来 二人はずっと会わないままになってしまっているようですね
藤子に会いたいと 思いを募らせる紫式部だけど
同僚の女房達から 藤子が京に戻っていると聞かされる事に!
さらに旦那が今度の除目で甲斐の守になり 近々出立すると言う事で
慌てて藤子の所へ会いに向かった紫式部!
会いたかったのに 戻って来ているのならどうして教えてくれなかったのか?
自分は相変わらず勉強ばかりだけど、約束通り文才で男達と渡り合っていけてると思うし
物語を書いていて 帝にも面白いと褒めて頂いた
話したい事がいっぱいあるし、早く会いたいと気持ちも高まり
藤子もきっと変わっていないだろうと思っていたけど…
久し振りに姿を見た藤子は以前とは雰囲気が違い、紫式部の姿を見ても
直ぐに視線を逸らして牛車の中へと入ってしまいましたね
もしかして人違いかと考えるも、見間違えはずがないし 間違いなく藤子だった
どうして何も言ってくれなかったのか…
藤子宛てに文を書いた紫式部
『めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな』
あれは本当に貴女だったのかな? 曇る夜空の月みたいな人 見えたと思ったらまた隠れる
文を読み 思わず言葉に詰まる藤子だけど、子供たちが騒ぎ出したw
子供3人も面倒みるのは大変ですよね
父親は何処にいったかと聞く妹に、愛人の所に行ったと言う兄
…子供は正直なだけに 時に物凄い残酷にも(苦笑)
まぁ、この時代は愛人が何人もいるのが普通っぽい感じですけど…
自分と紫式部は遠い存在になってしまったから会えないと言う藤子
文句も言えず ただ男に流される今の姿を見られたくない
腕っぷしで男に勝つと約束したけど、結局は男に流される人生になった藤子にとっては
約束通り、才能で男と対等に渡り合っている紫式部との差を感じたのだろうし
紫式部の評判は 宮中の外にも広まっていただろうから 聞き及んでたんでしょうね
だからこそ 余計に合わせる顔が無いと思ってしまったのかな
そして 紫式部も自分だけが昔の約束をひきづっていたのだろうかと思い悩む…
藤子はあの頃の気持ちに背を向けてしまったのだろうか?
今でも きっと気持ちは変わっていないはず、ただ女と言うたけで
その気持ちのまま生きる事が許されないのだと!
自分が源氏の物語で書くべき事、書きたい事をみつけたと言う紫式部
本当に書きたいのは、煌びやかな宮中の暮らしでも 夢のような絵空事の恋でもなく
しなやかな強さを持った女たちの姿だと――!
書き続けていれば、いずれ藤子が読む事があるかもしれない
女に自由のないこの世界で 砕けてしまいそうな彼女の心に響く
強い女性たちの姿を藤子に見せたい!
物語を書くように勧めてくれたように、スランプに陥っていた紫式部に
本当に書きたい事を気付かせてくれたのも藤子だった
それくらい、紫式部にとって藤子は大切な存在だったのだなと…
この思いを 伝えたい、藤子が褒めてくれた物語の力で――
こうして紫式部が書き上げたのが源氏物語 全五十四帖
彰子様に九帖「葵」を提出してたけどホント長編小説なんですね
源氏物語、ちゃんと読んだ事ないなぁ…
今回は紫式部と藤子の友情話
…親友というより 百合な感じでしたけど(苦笑)
源氏物語、単なる物語ではなく 藤子へのメッセージも込められてると考えると
また話の印象が変わってくるかもですね!
公任と紫式部のやり取りが面白かったです
あの公任が落ち込むって かなり珍しいですよねw
もっと二人のやりとり見てみたいなと!
NEXT⇒『通雅と当子 左京大夫通雅』

http://norarincasa.blog98.fc2.com/tb.php/1110-06f696b1
http://specium78.blog93.fc2.com/tb.php/1441-3e27d869
http://shinjitsuakuro.blog109.fc2.com/tb.php/1204-3139657f
私が源氏の物語で書くべき事 書きたい事」
物語の続きが書けずに スランプに陥っていた紫式部
幼い頃に藤子と交わした約束
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【第11話 あらすじ】
源氏物語を執筆中の紫式部はスランプに悩み、物語を書くきっかけになった幼馴染の藤子のことを思い出していた。美しく勝気な藤子は、それぞれの才能を活かして女という不自由な立場から抜け出そうと明るく夢を語っていた。結婚して離れ離れになってからも、紫式部の藤子への気持ちは変わらなかった。ある日、同僚から藤子が京へ戻ってきているという話を聞いた紫式部は、急いで彼女の元へ向かうが...。
今回の冒頭は定家…ではなく公任でしたねw
最近気になっている女性、源氏物語の作者・藤式部
根暗…もといアンニュイな才女が好みなのだとか~
とはいっても恋愛というよりも からかうと面白いって意味のようですけど(苦笑)
源氏物語の紫の上にちなんで 紫ちゃんと呼んでみたら
光源氏でもないくせに そんな呼び方するなと怒られる事に…
何故だと物凄い落ち込み様の公任に、セクハラが許されると許されない人がいる
自分が同じ事を言っていたら彼女は喜んでいたと言う斉信
納得のいかない公任に、実践してみようと 藤式部に紫ちゃんと声をかけてみると
公任の時とは明らかに反応が違って、思わず赤くなってる藤式部w
その様子に衝撃を受ける公任を、ちょっと呆れ気味で見ている行成が(苦笑)
すっかり落ち込み無精髭を生やして 仕事も手につかない公任を立ち直せるために
自分のシナリオ通りに動けと 藤式部を脅した――!
御簾を引き裂いて鬼のような形相で脅す行成が怖過ぎるw
行成に脅されながら公任の所へ向かった藤式部は涙目状態(苦笑)
それでも、何とかお見舞いとお礼に来たと言い
このたび、ペンネームを藤式部から紫式部に変える事にしたのだと!
それというのも 公任が紫と呼んだ事が内裏で定着し 源氏物語も評判が良く
名付け親になってくれた公任にお礼を…って
背後で目を光らせてる行成が怖いよ!
この流れだと 紫式部に改名したのが行成の圧力によるものに見える(苦笑)
お礼の言葉を言われ すっかり機嫌が直った公任も単純な感じで
創作の助けになれたのなら何よりだと 気分も上がり仕事がはかどる!
…って、全ては行成が仕事をさせる為に仕組んだ訳ですけどね
計画通りな感じで ベッと舌を出す行成、かなり策士と言うか腹黒いw
ここでようやく定家の登場、今回は宇宙遊泳ですか
源氏物語は世界最古の長編小説と言われ、書かれたのは おおよそ1000年前
今では20以上の言語に翻訳されて 世界各国で読まれている
これを書いた紫式部は、清少納言より少し後に宮中に仕えていたと言う事で
二人に直接的な接点は無いのですね
何気なく書いた物語が評価され、中宮彰子様の教育係として宮仕えする事になった紫式部
しかし、ぶっちゃけ続きを書きたくないと 思いっきりスランプに陥ってるようで…
なかなか筆が乗らず 源氏物語の続きが書けずにいる所へ
彰子様からは ゆっくりでも良いものを作って欲しい、御上も楽しみにしていると
スランプの上に、さらにプレッシャーをかけられ 押しつぶされそうに…
期待も大きくプレッシャーをかけられる程 余計に書けなくなっちゃいますよね(汗)
絶望の蟻地獄的スパイラルに嵌り 思わず叫ぶ紫式部がw
周りの期待に応えるには、どんな物語にすれば良いのか?
煌びやかな宮中の暮らしを描くか それとも夢のように美しい恋物語か――…
何を書けば良いのか悩む紫式部、そもそも源氏物語は長編にするつもりはなかった
周りの評価が良いから 続きを書かざるにはいられなくなった感じですかね
ただ 道ならぬ恋や忍ぶ恋を描きたかっただけ
源氏物語のように 自分も手の届かぬ人を思い続けている
そんな紫式部の思いが この作品には込められているのですね
紫式部が思いを寄せていたのは藤子、幼い頃から一緒だった二人
小鳥のように身軽で誰よりも強かった藤子に対し、暇さえあえれば勉強していた紫式部
漢詩を読んだりと 学問の才能があると褒められていたけれど
この時代、やはり女性の扱いはまだまだ低かったのですね…
男の子たちからは 女の分際で漢詩を読むなんて恥ずかしい奴だといじめられ
父親も文学の才能は女にとっては邪魔もの、どうして男のじゃなかったのかとか
女性が活躍するには やはり厳しい現状
そんな紫式部を慰めてくれたのが藤子
意地悪言った奴をブッ飛ばしてやるとか男勝りですね
男より頭が良い紫式部は藤子の自慢、そういってくれるのが救いになってたのかな
白楽天に書かれているお話を読む紫式部に、自分でお話を書いてはどうかと勧める藤子
たくさん本を読んでいるなら書けるし 読んでみたいと言われて
藤子の為に初めてお話を書いた紫式部
とても面白いと褒めてもらい、約束を交わした二人
藤子は腕っぷしで、紫式部は勉強で男に勝つ!!
女に自由は無いと言ってる奴を鼻で笑ってやるのだと!
そんな藤子をキラキラした目で見つめる紫式部がw
藤子だけが自分を認めてくれる、褒めてくれる
自分には藤子だけいれば良い 藤子さえ傍にいてくれたら他に何もいらない
親友と言うか それ以上の感情もあったのかな
二人で一緒にいる時間が 紫式部にとっては何より楽しかったんだろうなぁ
やがて 良い物件だったからと 結婚する事になった藤子
親に逆らえないからではなく、方向転換したと言う事だけど
才能のある紫式部とは違い 腕っぷしでは男に通用しなくなったから
今度は美貌を活かして 逆に男を手玉にとってやるのだと!
そんな藤子が弱音を吐かない事を知っている紫式部は
孝行者だから親の顔を立てる為に結婚を決めた事も分かっている
藤子は勿論大人しく家に閉籠る気は無いし、宮仕えにも理解がありそうだと
結婚も踏み台にするくらいの考えのようですねw
辛い事も前向きに考えて乗り越えようとする藤子、そんな自分には無い強さが好き
自慢の親友である藤子の事が 紫式部はホントに好きなんだなぁ…
しかし、結婚したら京を離れる事になる それが心残りだと言う藤子も
本当はずっと紫式部の傍にいたいし 男だったら絶対に嫁ぐのにって両想いですかw
どうして男じゃないのか、どうして藤子を一番幸せに出来るのは自分じゃないのか
自分こそが藤子を一番必要としていて 世界で一番愛しているのに――…
結婚して京を離れた藤子、紫式部も結婚するけど夫に先立たれ 今は彰子様の下に宮仕え
あれ以来 二人はずっと会わないままになってしまっているようですね
藤子に会いたいと 思いを募らせる紫式部だけど
同僚の女房達から 藤子が京に戻っていると聞かされる事に!
さらに旦那が今度の除目で甲斐の守になり 近々出立すると言う事で
慌てて藤子の所へ会いに向かった紫式部!
会いたかったのに 戻って来ているのならどうして教えてくれなかったのか?
自分は相変わらず勉強ばかりだけど、約束通り文才で男達と渡り合っていけてると思うし
物語を書いていて 帝にも面白いと褒めて頂いた
話したい事がいっぱいあるし、早く会いたいと気持ちも高まり
藤子もきっと変わっていないだろうと思っていたけど…
久し振りに姿を見た藤子は以前とは雰囲気が違い、紫式部の姿を見ても
直ぐに視線を逸らして牛車の中へと入ってしまいましたね
もしかして人違いかと考えるも、見間違えはずがないし 間違いなく藤子だった
どうして何も言ってくれなかったのか…
藤子宛てに文を書いた紫式部
『めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな』
あれは本当に貴女だったのかな? 曇る夜空の月みたいな人 見えたと思ったらまた隠れる
文を読み 思わず言葉に詰まる藤子だけど、子供たちが騒ぎ出したw
子供3人も面倒みるのは大変ですよね
父親は何処にいったかと聞く妹に、愛人の所に行ったと言う兄
…子供は正直なだけに 時に物凄い残酷にも(苦笑)
まぁ、この時代は愛人が何人もいるのが普通っぽい感じですけど…
自分と紫式部は遠い存在になってしまったから会えないと言う藤子
文句も言えず ただ男に流される今の姿を見られたくない
腕っぷしで男に勝つと約束したけど、結局は男に流される人生になった藤子にとっては
約束通り、才能で男と対等に渡り合っている紫式部との差を感じたのだろうし
紫式部の評判は 宮中の外にも広まっていただろうから 聞き及んでたんでしょうね
だからこそ 余計に合わせる顔が無いと思ってしまったのかな
そして 紫式部も自分だけが昔の約束をひきづっていたのだろうかと思い悩む…
藤子はあの頃の気持ちに背を向けてしまったのだろうか?
今でも きっと気持ちは変わっていないはず、ただ女と言うたけで
その気持ちのまま生きる事が許されないのだと!
自分が源氏の物語で書くべき事、書きたい事をみつけたと言う紫式部
本当に書きたいのは、煌びやかな宮中の暮らしでも 夢のような絵空事の恋でもなく
しなやかな強さを持った女たちの姿だと――!
書き続けていれば、いずれ藤子が読む事があるかもしれない
女に自由のないこの世界で 砕けてしまいそうな彼女の心に響く
強い女性たちの姿を藤子に見せたい!
物語を書くように勧めてくれたように、スランプに陥っていた紫式部に
本当に書きたい事を気付かせてくれたのも藤子だった
それくらい、紫式部にとって藤子は大切な存在だったのだなと…
この思いを 伝えたい、藤子が褒めてくれた物語の力で――
こうして紫式部が書き上げたのが源氏物語 全五十四帖
彰子様に九帖「葵」を提出してたけどホント長編小説なんですね
源氏物語、ちゃんと読んだ事ないなぁ…
今回は紫式部と藤子の友情話
…親友というより 百合な感じでしたけど(苦笑)
源氏物語、単なる物語ではなく 藤子へのメッセージも込められてると考えると
また話の印象が変わってくるかもですね!
公任と紫式部のやり取りが面白かったです
あの公任が落ち込むって かなり珍しいですよねw
もっと二人のやりとり見てみたいなと!
NEXT⇒『通雅と当子 左京大夫通雅』


http://norarincasa.blog98.fc2.com/tb.php/1110-06f696b1
http://specium78.blog93.fc2.com/tb.php/1441-3e27d869
http://shinjitsuakuro.blog109.fc2.com/tb.php/1204-3139657f
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李胡さん!
コメントありがとうございます♪
今回は公任の出番も多めだったので良かったです!
紫式部とのやり取り 面白かったですね
実方や行成との やり取りとはまた違った感じでw
公任の登場はギャグシーンも多いですが
素面の時よりも 酔った時の方がさらに…と言う事で
是非とも宴席で泥酔した公任の酷さを見てみたいです(ぁ)
>…キャラが崩壊してるのはうた変サイドの話も混じってるせいです(ぁ
あはは、行成のキャラが…と思ったら そういう事だったのですね!
本編だけではなく うた変のエピソードも入ってるのなら
紫式部を脅す行成の鬼のような形相にも納得と言うか(苦笑)
今回は紫式部を相手に黒さ全開な感じで!
背後から筆を突き付け シナリオ通りに喋らせようと見張ってる行成が恐かった…
人を使って 思い通りに動かすあたり 父親と似てる感じですね!
腹黒さは しっかり受け継いでたようでw
このシーンの3人のやり取りが面白かったです♪
>友情というよりも百合っぽくなってたけど(笑)お互い尊敬しあえる相手で
>なくてはならない存在だったんだなあと幼い頃のやりとりにほのぼのです!
二人の関係は 実際そういう部分もあったんですかね~
でも、本当にお互いの事を尊敬して大切にしてるのが伝わってくるし
正反対な性格の二人だけど お似合いな感じでした!
小さい頃の やり取りが可愛くてほのぼのでしたね
うた恋。設定だと 紫式部は長身と言う事で…
つまり、二人が並ぶと ちょうど良い感じの身長差になると!?
そういうのを踏まえた上での設定なのでしょうかw
>自分は子守で付かれきっていて夫は愛人の所へ…なんて状態を彰子様の
>傍で仕えてる親友にとてもじゃないけど話すことなんてできないですよね
藤子の気持ちが辛いですね……
男を手玉に取ってやるくらいの意気込みだったけれど
やはりこの時代は 女の人にとっては厳しいようですね(汗)
清少納言や紫式部だったりと 本当に成功している女性の人は少ないんだろうなと…
結局は 他の女の人と同じような人生を送っている藤子に対して
宮廷で認められ 中宮彰子様の教育係だったりと活躍している紫式部
確かに この差は大きい感じですよね
約束の事もあっただろうし やはり合わせる顔は無いと思ったのか…
源氏物語が藤子へのメッセージも込められていると考えながら
読んでみると また違った印象を受けるかもですね
…自分が知ってる源氏物語は ほんの一部に過ぎないのだなと思いますが
全部を読もうとすると かなりの量になりそうですね(汗)
ではでは、コメントありがとうございました!
コメントありがとうございます♪
今回は公任の出番も多めだったので良かったです!
紫式部とのやり取り 面白かったですね
実方や行成との やり取りとはまた違った感じでw
公任の登場はギャグシーンも多いですが
素面の時よりも 酔った時の方がさらに…と言う事で
是非とも宴席で泥酔した公任の酷さを見てみたいです(ぁ)
>…キャラが崩壊してるのはうた変サイドの話も混じってるせいです(ぁ
あはは、行成のキャラが…と思ったら そういう事だったのですね!
本編だけではなく うた変のエピソードも入ってるのなら
紫式部を脅す行成の鬼のような形相にも納得と言うか(苦笑)
今回は紫式部を相手に黒さ全開な感じで!
背後から筆を突き付け シナリオ通りに喋らせようと見張ってる行成が恐かった…
人を使って 思い通りに動かすあたり 父親と似てる感じですね!
腹黒さは しっかり受け継いでたようでw
このシーンの3人のやり取りが面白かったです♪
>友情というよりも百合っぽくなってたけど(笑)お互い尊敬しあえる相手で
>なくてはならない存在だったんだなあと幼い頃のやりとりにほのぼのです!
二人の関係は 実際そういう部分もあったんですかね~
でも、本当にお互いの事を尊敬して大切にしてるのが伝わってくるし
正反対な性格の二人だけど お似合いな感じでした!
小さい頃の やり取りが可愛くてほのぼのでしたね
うた恋。設定だと 紫式部は長身と言う事で…
つまり、二人が並ぶと ちょうど良い感じの身長差になると!?
そういうのを踏まえた上での設定なのでしょうかw
>自分は子守で付かれきっていて夫は愛人の所へ…なんて状態を彰子様の
>傍で仕えてる親友にとてもじゃないけど話すことなんてできないですよね
藤子の気持ちが辛いですね……
男を手玉に取ってやるくらいの意気込みだったけれど
やはりこの時代は 女の人にとっては厳しいようですね(汗)
清少納言や紫式部だったりと 本当に成功している女性の人は少ないんだろうなと…
結局は 他の女の人と同じような人生を送っている藤子に対して
宮廷で認められ 中宮彰子様の教育係だったりと活躍している紫式部
確かに この差は大きい感じですよね
約束の事もあっただろうし やはり合わせる顔は無いと思ったのか…
源氏物語が藤子へのメッセージも込められていると考えながら
読んでみると また違った印象を受けるかもですね
…自分が知ってる源氏物語は ほんの一部に過ぎないのだなと思いますが
全部を読もうとすると かなりの量になりそうですね(汗)
ではでは、コメントありがとうございました!
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超訳百人一首 うた恋い。 第1話 ~ 第11話 香子と藤子 紫式部
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「やぁ、紫ちゃん♪」
光源氏に習って、紫式部をそう呼んだ公任。
でも、式部には光源氏でもないのに、そんな風に呼ぶなと一蹴されちゃった(><)
キャラの問題?
話を聞い
2012/09/11(火) 20:57:18 | ★☆TB黒衣の貴婦人の徒然日記☆★
あふひ
2012/09/11(火) 20:58:03 | つれづれ
アバンが公任さん!?
ここに来て変化球を飛ばしてきましたね。
定家さんは宇宙の旅へ。頼綱さんも一緒です。
古典文学の翻訳ってすごく大変な気がする。
源氏物語が世界中で読まれ
2012/09/11(火) 21:01:50 | のらりんすけっち
『源氏物語を執筆中の紫式部はスランプに悩み、物語を書くきっかけになった幼馴染の藤子のことを思い出していた。美しく勝気な藤子は、それぞれの才能を活かして女という不自由な立...
2012/09/11(火) 21:37:04 | Spare Time
第11話「香子と藤子 紫式部」
アバンが公任でいきなり本編に突入かとおもったらOP後にいつものコンビ登場でした。
何故宇宙だよw相変わらず本編とは関係ないスタイル。安心しま...
2012/09/11(火) 21:38:40 | いま、お茶いれますね
「私は藤原公任。
相変わらず優秀な公任」
ちょっとこのお方、恋の和歌を詠ったわけではないのに
妙に出番が多いYO(^∀^)ワッショーイ
2012/09/11(火) 22:30:03 | マンガに恋する女の ゆるゆるライフ
【「香子と藤子 紫式部」】
紫式部ってヤンデレだったんだぁ・・・。
Amazon.co.jp ウィジェット
2012/09/11(火) 23:18:32 | ちぇっそもっさの四畳半
「香子と藤子 紫式部」
「すごいよこんなお話 かけるなんて かおりって凄い!!
約束よ--!私は腕っぷしで あんたは勉強で 男に勝つ。
女に自由なんてないと言ってる
2012/09/11(火) 23:50:09 | shaberiba
「香子と藤子 紫式部」
素敵な趣味ですね(笑)
小林ゆうさんだ!
セクハラが許される人と許されない人。。確かに。
ギャグだ。。
紫ちゃんお疲れ様です。
単純で可愛いー。
宇宙キタ
2012/09/12(水) 23:03:23 | 朔夜の桜
思うように生きられないのは世の常。歌と物語だけは自由に、そして後世まで。先週は感想をお休みしたので、二話まとめて。あらすじは公式からです。「名古曽の滝 大納言公任」藤原...
2012/09/13(木) 14:33:06 | おぼろ二次元日記
超訳百人一首うた恋い。第11話 「香子と藤子紫式部」今回の主役は紫式部ちょっと今回は趣向が変わり、女同士の友情公式HPより源氏物語を執筆中の紫式部はスランプに悩み、物語を...
2012/09/14(金) 02:44:58 | SOLILOQUY
超訳百人一首 うた恋い。第11話 「香子と藤子 紫式部」
今回の主役は紫式部
ちょっと今回は趣向が変わり、女同士の友情
公式HPより
源氏物語を執筆中の紫式部はスラン
2012/09/14(金) 02:50:00 | SOLILOQUY 2
超訳百人一首 うた恋い。第11話 「香子と藤子 紫式部」
2012/09/14(金) 02:50:23 | SOLILOQUY別館
今回は、「源氏物語」の作者・紫式部の登場です。紫式部こと香子が書いた小説は宮中でも話題となっていました。しかし、話題になりすぎて、みんな顔を合わせれば続きは書け
2012/09/14(金) 19:59:08 | 日々の記録
今回は公任がらみの話かwww この人面白いんですよね。
紫式部とのやりとりも 自虐的と言うか本人は 割と一生懸命なんだけど
まるで 空回ってるところが笑えますwww原作
2012/09/14(金) 23:21:27 | 薔薇色のつぶやき 別館
先々週から夏目祭り(一番くじとウエハースと里親募集)
で忙しく、アニメ感想に手が付けられませんでした~。
でもなんとか「うた恋い。」だけは書いておきたかったんで
もう今夜12
2012/09/17(月) 18:52:22 | 橘の部屋2
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冒頭の公任&紫式部のやりとり面白かったですね
ギャグパートもう少し長くてもよかったのにと思ったり(笑)
あ、ちなみに素面だとあんな感じだけど酔っ払うともっと酷いですww
>御簾を引き裂いて鬼のような形相で脅す行成が怖過ぎるw
これ見たかったシーンなので楽しすぎました!!
…キャラが崩壊してるのはうた変サイドの話も混じってるせいです(ぁ
紫式部に振られて(笑)仕事放棄で廃人みたいになっちゃった公任を
内裏に戻すために脅迫してまで向かわせるとかホント腹黒すぎる~
でもこういうしたたかさとかよくよく見ると父親と似てるとこもw
公任も紫式部や行成と関わってるときが一番素が出てて面白い♪
>そんな藤子をキラキラした目で見つめる紫式部がw
この時代は女性が才能あるとなると疎まれてしまうというのが(汗)
でもそんなところも認めてくれた勝気な藤子とはホントお似合いでしたね~
友情というよりも百合っぽくなってたけど(笑)お互い尊敬しあえる相手で
なくてはならない存在だったんだなあと幼い頃のやりとりにほのぼのです!
うた恋い。設定だと紫式部身長高い設定なのでカップルとしてもいい感じになりそうだなと思ったり(コラ)
>約束通り、才能で男と対等に渡り合っている紫式部との差を感じたのだろうし
自分は子守で付かれきっていて夫は愛人の所へ…なんて状態を彰子様の
傍で仕えてる親友にとてもじゃないけど話すことなんてできないですよね
嫉妬しないわけじゃなかっただろうし、そういう面も踏まえてやっぱり
何も言わずに去ることしかできなかったんだろうなぁ…
そんな藤子に伝えるために書きたい源氏物語のイメージができたというのはよかったなと!
単なる恋愛話じゃない一面も隠れてるかもしれないと思って読んだらまた面白そうですね
…そういえば源氏物語って漫画で読んだのも一部分でしかないんだなあと痛感(苦笑)
ではでは、お邪魔しました!