WONDER TIME

「狡噛慎也、君はこの問いの意味を理解してくれるかな?」
狡噛を獲物に仕立てた聖護と泉宮司のゲーム開始!
孤立し通信手段を奪われた この状況を切り抜ける事が出来るのか――

　　
【第１０話 あらすじ】
朱の友人ゆきを囮に、泉宮寺の狩り場へおびき出された狡噛。
閉ざされた空間で通信手段を奪われた狡噛を、泉宮寺の罠が襲う。
はたして狡噛はゆきを無事助け出すことが出来るのか!?

１２月２４日 ３時２０分、朱の携帯に届いた１通のメール
友人のゆきからのメールには、大事な話があるし公安の事件に関係あるかもしれない
電話やオンラインじゃ話しにくいから直接見てもらうのが一番早いと
地図データを添付するから明日の午後３時にそこで待っていると言う内容が…
このメールを最後にゆきとは連絡が取れず、佳織にも連絡が取れ無い状況に
実家に連絡を入れて確かめるも 実家にも戻っていないようですね

非番の狡噛に協力してもらい、ゆきから届いたメールに掛かれた場所へ向かう朱!
悪戯の可能性は低い、からかわれる事はあっても悪質な事をするような子ではない
とにかく指定された場所へ行ってみるしかない状況
…この時点からして既にヤバかったのですよね(汗)
公私混同になるかと心配する朱にギノに見つからなければ大丈夫だと言う狡噛がｗ
地図データの場所は 荒廃した街の一角、人の姿も無く都市機能も機能してない
いかにもおかしい状況に、これはワナで狙われていると感じた狡噛
朱がターゲットにされてると思い恨みを買うような覚えは無いかと尋ねるも あるわけないと返事にデカとしての自覚がないと呆れていたけど
刑事と言う仕事柄 いつどこで誰に恨みを買うかわからないって事ですか…

取りあえず狡噛が一人で様子を見に地下へ降りて、朱が地上に残る事に!
本当に罠だったら一人じゃ危険だと反対するも、だからこそ二人揃って何かあった時 誰が助けを呼ぶのかと言う狡噛は
応援が必要だと判断したならそうすれば良いと 武装の準備を申請
執行官は常に監視官の許可がないと何の権限も与えられていないのですね…
武装の申請をして、レベル２の武装である警棒を装備する狡噛
ロケマップでのナビを朱に頼んで指示を受けながら地下の通路を降りて行く!
しかし、途中でノイズが入り狡噛との連絡が取れない状況に(汗)

ロケマップでは記されていない場所を進んで行く狡噛に慌てる朱
一方、通信が途絶えた事を不審に思っていた狡噛の方は通信が復活
そのまま指示に従い奥へ進み破棄された地下鉄線路に停まっている電車を捜索する事に
しかし、乗り込んだ直後いきなり電車が勝手に動き出した!?
進んできた地下通路は防壁が降りて大量の水が流れ込み道を塞ぐ!
どうなってるか状況を確かめようとするも、通信機から流れる声はさっきと同じ言葉
この状況も全て罠だと言う事ですよね、列車の中へと入ると運転席にゆきの姿が!!
下着姿で後ろ手に縛られ顔に袋を被せられ座らされていたけど無事だったようですね
朱の同僚だと説明して落ち着かせる狡噛

地上では連絡がつかなくなった事で朱が直ぐに応援を呼んだようですね
現場には公安メンバーが揃っていたけど、地下室は廃液交混じりの汚染水により水没
生身で浴びたら無事じゃ済まないし 捜索に向かう事も出来ない
しかし、確かに狡噛はその先へ進み ロケマップにない場所へと…!
この辺りは何度も再開発を繰り返してたから、登録されてるデータが実態通りかどうか知れたものではないと言う六合塚だけど
騙されたのは朱だけでは無いのかと言う宜野座、監視下から離れ 位置情報もロスト、つまり最初から逃亡をもくろんで この状況を演出したのではないか
…って、前回の一件から 宜野座はさらに朱に冷たい態度になった感じで(汗)

とにかくロケマップの情報よりもナビを信じるとして、狡噛はどっちへ向かったか?
信号が妙な動きをしてなかったかと さり気なく間に入る征陸さんが良いですね
途中で狡噛の信号が物凄い速さで真直ぐ移動した事を思いだし
乗り物に乗った事に気付いた朱音は、南北に走る地下鉄路線が無いか確認してもらうと６０年前に配線になった銀座線が!

そして、その地下鉄に乗っている狡噛とゆき
朱にメールを送ったのは ゆき本人ではなく そう見せかけた偽造メールだったようで
本人は何でここにいるのか 自分が置かれている状況も把握出来てないようですね
昨夜は残業を片づけて帰ったらお風呂入ってそのままベッドに直行して就寝
次に目が気が付いたら もう電車の中に乗せられていたのだとか…

ゆきは朱を釣る為の餌にされたと考える狡噛だけど、ナビの音声は合成されたもの
朱ではなく代わりの者が地下に入って来る事を最初から予想されていた…
つまり、目当ての獲物は朱ではなく狡噛と言う事に!?
自動操縦されていた電車はやがて停車場へと到着
電波妨害がされ通信は絶たれた状況、どうあっても孤立させたいようですね
誘うかのように一か所だけ開いてる扉とか いかにも怪し過ぎる(汗)
言いなりになるのは癪だけれど どうやら選択の余地は無い状況
二人に向かってドローンの犬が襲い掛かって来た――!
…と言う事で 今回の首謀者が誰なのかこれで明らかになりましたね

扉の中へ駆け込んだ二人はそのまま奥へと進んでいくけど…
その先にあったのは大きな地下空間、ここは璃華子も犠牲になった 泉宮司の狩場
そして、ここまでは予定通りだと 狩り場へ現れた二人を見下ろす泉宮司と聖護!
向うも呑み込みが早いし、獲物が賢いほど狩りも楽しくなると満足そうなのが(汗)
客席からも歓声し甲斐のあるゲームになりそうだと言う聖護に たまには狩りに参加してみたらどうかと誘う泉宮司だけど
ここで起こる出来事にそのものに興味があるから、第三者の視点で観察するのが一番だと!
一方的に狡噛を巻き込んで狩りのスタートって事ですか…

奥へと進む狡噛は通路の途中に置かれたケミカルライトが入ったバッグを発見
普通の光源を手に持っていると暗闇の中では恰好の的になるが
ケミカルライトなら一度通った道の目印になると、ライトを使い道を確かめながら進んだりと狡噛は状況判断と適応力が凄いですね
その様子を見ながら 改めて朱が危険な仕事している事を感じたゆき
ここ最近は特に酷いと聞き、もっと真面目に相談に乗ってあげれば良かったと…
しかし公安の人間だから仕事の詳細は民間人には話せないのですよね

職場では上手くやってるのか心配するゆきに
朱音は信念を持っているし、デカと言う仕事がどういう仕事なのか直感的に理解してる
世の中で本当に必要なのは ああいうタイプなのだと言う狡噛
学生の頃から不思議な子で、どんなに揉めていても朱が間に入ると直ぐに解決してしまう
サイコパスの色相が最高にクリアなのは ああいうタイプばかりなのかなと言うゆき
…こう聞くと やはり朱の色相が奇麗過ぎるのには何かありそうですよね
もしかして朱を振り回しているのは狡噛の事かとズバッと言っちゃったゆきだけど
そんな風に言ってたのかと 心外そうな反応する狡噛がｗ

ケミカルライトに浮かび上がった罠、璃華子が引っ掛かった足を噛む罠に
ピアノ線に触れると頭上から棘が落ちてくると言うアナクロな仕掛け!
周囲を注意する狡噛だけど、さっきと同じバッグを見つけたゆきは思わず手にしてしまう!
迂闊に触れてしまった為に警報が作動しドローンの猟犬が襲ってきたー!
追い立てられた先には猟銃を手にした泉宮司の姿が!(汗)

何とか躱して身を潜める二人だけど、これで相手の趣旨が見えたと言う狡噛
ドローンを猟犬役にキツネ狩りを楽しむ気なのだと!
怯えて逃げた獲物をプレイヤーが仕留める、自分たちは哀れなキツネ役
慌てず怖がらず慎重に落ち着いて逃げ道を探す、焦れば焦るほど敵の思う壺
ゆきがさっき拾ったバッグの中身を確かめると、携帯のトランスポンダが!
しかし、残念ながらバッテリーとアンテナ素子が無いため通信は不可

了見が２匹では勝ち目がない、潰さないと囲まれてお終いだと言う狡噛は
ゆきに隠れているように指示し、泉宮司の攻撃を避けながら猟犬を引き付ける!
警棒で攻撃し電流を流し猟犬の動きを鈍らせた所へ 棘の仕掛けを作動させ１匹破壊
背中についていたトランスポンダのバッテリーを回収!
後アンテナが手に入れば外と通信が可能になり、応援を呼ぶことが出来る!

狡噛をとんでもない奴だと言う泉宮司は、キツネとは言えイヌ科の獣 あるいは狼の眷属かもしれないと言う聖悟に
今回のゲームについて、何か自分の知らない趣向まで組み込んでいるのかと!
人は恐怖と対面した時 自らの魂を試される、何を求め 何を成すべくして生まれてきたのか、その本性が明らかになる
槙島にとっては狡噛だけではなく、泉宮司も興味の対象なのですね
不測の事態、予期出来ぬ展開を前にして 泉宮司も本当の自分と直面する事になると!
そんなスリルと興奮を求めていたはずだと言われ、そういう人を食ったところも嫌いではないと返す泉宮司は再び狩りへ
そして、この問いの意味を理解してくれるかと 狡噛を試すような聖護!

逃げ回りヘトヘトになっているゆきは、黙ってると怖いから狡噛に何か喋れと(苦笑)
この状況について考えていた狡噛、ゆきを餌に朱が釣られ 代わりに自分が捜しに行く事を織り込み済みで 連中はこの狩りをセッティングした、つまり彼らの目的は自分
巻き添えになったゆきは、最初の嘘メールを仕掛けた時点で役目は終わっていたはず
それなのにどうしてわざわざゆきを地下鉄に乗せたのか?
簡単に逃げられないようにする為だと答えるゆきは、現に今も足を引っ張っていると…
自分がいなければ狡噛一人で もっと上手く逃げているはずだし
好きにすれば良いと 投げやりな感じになっちゃってますね(汗)

このキツネ狩りが ただのワンサイドゲームではないと気付いた狡噛
奴等は自分達にも勝ち目があるとチラつかせている、つまり試されている
狡噛が途中でゆきを見捨てるか否か、それもきっと勝敗を握るカギになるのだと
そして ゆきを観察した後 いきなり生き残りたければ服を脱げと言い出したー!
こんな所で何考えているのかと文句を言うゆきだけど、ふざけてる訳ではないと感じたのかド変態扱いしながらも指示に従う事に
ゆきの下着が上下揃ってないのを指摘した狡噛は それも寄こせと!
投げつけられるように渡されたブラを調べると トランスポンダのアンテナを発見!
攻略アイテムの最後の一つは ゆきが隠し場所だったと言う狡噛だけど…
怪しいと感じていたのなら 最初にそう言ってくれれば良いのにｗ

一方、狡噛の行方を追っていた公安メンバー
局所的に強力なジャミングが掛かっている場所を発見、妨害電波の発信源は南西の方角
ただし、ロケマップ上では何も無い区画とされている場所
宜野座はここに中継基地を設営し、マップデータは信用せず隙間と言う隙間を捜索する事に
狡噛を見つけ次第ドミネーターで撃て、警告は必要ないと指示を出すけれど
まだ脱走と決まった訳じゃないと言う朱に その判断はシビュラシステムが下すと返す宜野座
狡噛にやましい事がなければ犯罪係数に変化はないし、パラライザーモードでけりは着く
もし本当に逃げる気だったのなら容赦無くエリミネーターが起動する事になるし
サイマティックスキャンは誤魔化せないから、それで狡噛の本心も分かる…

殺しても構わないと言うのか、友達だったのでしょうと宜野座に言う朱だけど
これでもし狡噛が死ぬはめになれば 全ての責任は監視官である朱音の監督責任になる
ちゃんとコントロール出来ていればこんな事態にはなっていなかった
自分の無能で人が死ぬ気分はどうだと 今回は物凄い性格悪いですね宜野座さんｗ
それくらいにしておこうかと義手の方の手を使い 宜野座の襟首掴んで持ち上げ放り投げ
ちょっと陰険過ぎるぜと諌める征陸さんがカッコ良いなぁ!
こういう時 間に入ってくれる征陸さんの存在ってホント頼りになりますね
投げられ驚いてる宜野座の表情がちょっと可愛いと思ってしまったｗ

そこへ狡噛から 現在コード１０８が進行中 至急応援を頼むと言う通信が入る!
これを受け 一斉に動き出した公安メンバー!
征陸や縢の待ってたぜ!な感じの表情が良かったですね
宜野座もありたっけのドローンを出し、経路を手当たり次第に探させ
一台でも良いから到着させろとか 結局は狡噛の事を信じてたって事ですかね
相変らず面倒な性格だけど 失わずに済んだ事は安心してるんだろうなぁ ツンデレさんめｗ

地下鉄線路に降り 狡噛とゆきが入った扉を通って奥へと向かう朱たち!
狡噛たちの所へ無事に辿り着く事が出来るのか!?
次回は泉宮司との戦いになりそうですね
狩られる前に狩ることが出来るか…


ＮＥＸＴ⇒『聖者の晩餐』

　　　　　　

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