WONDER TIME

「お前たちは俺の逆鱗に触れた それだけだ」
ノーヘッド・ドラゴンの拠点に向かった達也
九校戦編最終話――!

　　
【第１８話 あらすじ】
深雪がミラージ・バットで優勝したことで、最終日を待たずして一高の総合優勝が確定する。真由美たちが一足早く勝利を祝う一方で、達也は横浜市内へと向かっていた。行き先は一連の事件を引き起こした国際犯罪シンジケート・無頭竜の拠点。日常では決して表に出すことのない能力を使い、深雪に危害を与えようとした幹部たちを消し去る。そして迎えた九校戦最終日。最後の種目、モノリス・コード本戦決勝トーナメントが開催される。

ミラージ・バットで深雪が優勝した事で最終日前に一校の総合優勝は確定
七草会長を始めとしたメンバーが祝勝会を開く中、生徒たちには内緒で達也が動き出す
あくまで保険だと遥からノーヘッド・ドラゴンの拠点と構成員の情報を得てお仕事開始!
セミプロの方が守秘義務をマニュアル通り守ってくれるし内職も頼み易い
倫理に反してるとはいえ地獄の沙汰も…って事で 上手く遥を利用してるお兄様さすがですね

達也が気になると言う九島に呼び出された風間少佐
深夜と真夜は九島の教え子もあり その関係で達也の事も色々知ってるのか…
将来 一条将輝と並びこの国の魔法戦略の中軸になり得る力を持っているのに
四葉の権利下でボディーガードをしている達也が勿体ないと――
力をつけてる四葉に対し、このままでは十師族の上に立つ存在になると危惧してる九島
魔法師を兵器として捕え過ぎているし 人の世界から弾き出されてしまう
何やら色々と九島も思うとこがあるようだけど、既に達也は軍にとって貴重な戦力だと言う風間少佐
将輝とは兵器としての格が違い、達也は単独で戦略核ミサイルに匹敵する戦力がある
幾重にもセーフティロックが掛けられていて当然の戦略兵器
その管理責任を一人で負わせるのは酷だ…って、達也はそんな危険な存在だったのか

一方、ジェレネーターを使っての妨害も阻止され焦るノーヘッド・ドラゴンのメンバーは
達也の始末を急ぐけれど 一切の経歴を秘匿され素性を知る事は出来ず…
何の前触れもなく襲撃を受ける事になったメンバーに掛って来た一本の電話
富士で世話になった返礼に来たと言う達也のメッセージに臨戦態勢になるも
構えている向いの建物からスコープ越しに覗いてたメンバーを狙撃するお兄様凄過ぎる
ジェネレーターを始末しながら 道具に命令するのではなく自分でやってみろと言い
電波を収束し外部との通信を断って追い詰めながら ここからが本番だと!

ノーヘッド・ドラゴンは日本から手を引くと命乞いをするダグラスから
リーダーの名前、リチャード＝孫の情報を引き出した達也は残りのメンバーも粛清
彼等が誰も手に掛けてなくとも、逆鱗に触れた事が全ての死因って事ですか
つまり深雪を狙うような事をした時点で 彼等の結末は決まっていたと言う訳で…
悪魔と言われる達也の力を引き出す事が出来るのは 唯一残された深雪への感情なのですね
取りあえず これで日本で暗躍してたノーヘッド・ドラゴンのメンバーは全員終了となったのかな

私情を交えた任務を謝罪する達也だけど リーダーの名を得られたのは軍部としても大きい
ノーヘッド・ドラゴンは「ソーサリー・ブースター」の供給源になっているのだとか
ソーサリー・ブースターとは犯罪集団に広まっている魔法増幅装置
その中枢部品には魔法師の大脳が使われている…って 恐ろしい代物ですね(汗)
魔法師のキャパシティを拡張するブースターは軍事的にも脅威になると…
この流れだと そのうちこのソーサリー・ブースターを使う相手と戦う展開もあるのでしょうか

モノリス・コードで将輝が達也に負けた事で 十師族会議から通達が届く
十師族は魔法師のトップであり 高校生のお遊びとは言えその実力を疑われる事は許されない
つまり その実力を誇示するような戦いを見せろと言う事だけど
本戦のモノリス・コードで その力を見せつけ優勝を果たした十文字会頭
全ての競技を終えて九校戦も閉幕、夜は選手たちが集まりパーティが開かれたけれど
二日振りに姿を見せた将輝に声を掛ける達也
兄妹だと気付いてなかった事に笑みを浮かべる深雪に一緒に踊って来るように促したり
将輝の事はそれなりに認めてるのかな、敵意がなければ問題ないって感じでしょうか
まぁ、深雪の方は達也が ほのかや雫、七草会長と踊ってるのが気になって仕方ないようだけどｗ

十文字会頭は確信あり気に達也に十師族だなと確かめる言い方をしてたように感じたけど
何か気付いているのか、ちょっと意味深な会話に聞こるから気になるところです
違うと答えた達也に十師族になるべきだし、その相手に七草会長はどうかと助言を
結婚や婚約なんて考えていないと返すも、今回の九校戦の戦いにおいて
十師族の次期当主である将輝に勝利したその意味は重いし のんびり構えていられないと!
また色々と面倒な事に巻き込まれる事にならなければ良いですが…

パーティも終盤、ラストのダンスを一緒に踊る達也と深雪
会場へ戻る時間がもったいないと ライトアップされた噴水をバックに踊る二人
嬉しそうな深雪の笑顔で九校戦編も終了
次回からは新たな話の始まりですね！
ノーヘッド・ドラゴンは今回の達也による粛清で終わりなのかな?


ＮＥＸＴ⇒『横浜騒乱編Ⅰ』

　　　　　　

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